[組織の女達に人当たりの良い笑顔で接し、望む品を幾つか仕入れる。
白い家の百合所属の彼女達をターゲットと定めるようなことはしない。
「偶然」やってしまう事はあれど、ヨソ組織の者を態々狙って手を出す意味は無いからだ。
メリットが無い所か、デメリットの方が大きくついて来る行為。節操ぐらいあるのだと、紳士的に対応する。]
ありがとう
助かるよ
[造り物でも何でもない、普通の、心からの礼。
この場所での自身の評価は知らぬ物だが、丁寧に礼を言い、荷物を抱えてその場を後にしただろう。
両手いっぱいに物を抱えて、この状態で刺客に狙われるのは是非とも避けたい。
わざと複雑な道を選び、時に無人の道を、時に人通りの多い道を行き、帰るのは「夜の女王のアリア」本拠地へ。]