[次第に慣れてきたのかシルヴァンのアニキが訪れるようになった。
フローラの様子からして名前も一致するし『お兄ちゃん』とはこの人のことだろうと幼心ながら対抗心を燃やした。
小さい頃の男児はそんなものだ。
何かしらにつけては対抗心を燃やしては敗れて大人になっていく。
"ジジ"は尋ねられれば隠すこともなくお呪いを教えてくれる。
呪術、アミニズム、または精霊信仰というだろうか。
土地柄に応じた約束事があり昔からの言い伝えとともにお呪い一つ一つに言葉がある。
生活に根付き、土地に根付き、精霊に根付きまとめて呪術と呼ばれるものとなる。
大切なのは想うことと精霊を感じること]
『"ジジ"もきっとお話したかったと思うよ。
話をするのが好きだったからね』
[複雑そうな表情ではなく>>430わりかし普通の表情でそう答えを返した**]