[顔が熱くなってるのが自分でも分かる。走ってないのに私までどきどきして。落ち着かせようと深呼吸しても、全然収まらない。]だめ、だよ…[瞳を見つめられると逃げるように目を伏せる。一緒にいくのが嫌なわけじゃなくて。それがライトにも伝わるように、きゅっと毛皮を指先で掴む。]今そんなこと言われたら期待、しちゃうよ…?[涙目で顔から湯気が出そうになりながら、恐る恐るライトの瞳を覗き返した。]*