[一方で「看板娘」のことにも、うんと頷きながらも――。
ヴァルハラの侵入を受けている今を思いながら、僅かに眉を下げて。
それでもすぐに眉を上げ、屈託ない笑みの形を作る。]
そうね、戻れるといいわ。
その為にも今は、皆でこのトループの危機を
乗り越えていかなくっちゃ。
[今の侵略者を防ぎ切った後の未来は、未だ予測の外。
メトロポリスなど他国の動向もさることながら、このトループ自体の抗争によって、蒼穹を覆う雲の流れは変わりゆく。再び派閥争いが起こる可能性だって、そう。
そうした予測外の将来については一旦度外視して、あくまで「今」を意思し、こうした返答を発していた。]