[ 最後に、と話し出された言葉に耳を傾ける。>>455>>456
この国を深く思い、考えてのことだとよくわかる。
上層部の入れ替えも実に筋が通っている。 ]
それがオマエの意志であるのなら尊重はしたいが……。
残念だな。
オマエの傍が一番、心が安らぐ。
[ 日頃接する機会が多い者たちの中では、
イクリールが最もオレの愛を信じ受け入れてくれている。
その彼女が離れていってしまうのが辛いのは事実だ。
それに上層部の入れ替えと言うなら、
一番いいのはオレが退位することなのだろう。
だが、その道が一番、想像できなかった。 ]