[この時オクリビは、すぐには“私”の肉体の扱いについて決断しなかった。 ひとまずは、この「遺体」もとい「検体」の捜索に助力した捜索隊への礼が先。無論、最初にこの頼みを引き受け、この発掘を見届けてくれたフィジシャンに対しても。] フィジシャンのおじさま、そして皆様も、 私の個人的な我儘に付き合ってくださって、 心から感謝いたします。[コールドスリープ装置の前で立ち上がり、まずは地下室に下りてきていた人々に頭を下げる。]