…………お時間を、取らせてしまいました。 お疲れのところ申し訳ございません。 ありがとうございます、王。 大丈夫ですよ。 民を愛し子と呼ぶのを変えても、国を変えても 貴方のお傍には、大佐殿もおられるでしょう?[ もう一度だけ、私はやわらかに微笑んだ。 それから付け加えた肯定と、もう一人の人物は ……何も知らないからこそ 言えたこと。* ]