[ けれど彼女は最後まで、オレに安らぎをくれる。>>503 ]
オマエにとっても安らぎであってよかった。
オレの在位を肯定してくれてありがとう……。
今後、距離が遠退いても、
変わらず信じているよ、イクリール。
[ 礼を伝えると自然に微笑が浮かんだ。
滅多に人前では浮かべない……けれど
彼女には一度見せたことがある微笑み。>>0:844
思えば、この表情ができるのは彼女の前だけかもしれない。
オレは王として、客人相手ならともかく、
国民に対し礼なんぞろくに言ったことがない。
けれど今は、感謝の気持ちを伝えたかった。 ]