ふぅん、おじさまに襲われた可哀そうなマフィアさんってあなた達の事だったんだ。
その節はうちの悪魔がご迷惑をおかけしました。
[ぺこり、と頭を下げる。
警戒は見て取れたけど、少しでも敵意が無いことが伝われば僥倖だ。悪魔の名前を出すのは少しだけ脅しじみているけど。]
私はあなた達の事を知らないけど。
変に荒らさないならこの場は手を出さないから、警戒しなくても平気。
さっきのライフルの人、見事だったわ。
[といって妨害を的確に決めたと思しき人物にウィンクする。そうして去ろうという際に、一言。]
私はもう行くね、先約があったんだった。
──もしこの国をまた荒らしに来るなら、潰すよ。ページボーイの国には悪魔だけじゃない、こんなに大きな右腕がいるんだから。
[と言い放つ。
さて、何も言い返されなければそのまま踵を返すだろう。少女は、いやマフィアのボスは何か残していくかな?*]