[ 先王のその神への心酔ぶりは、 傍目に分かる以上のものだったのだろう。 “アルバルーケット”も“白耀城”も名の由来は同じ。 数多の側面を持つ神“シャマシュ”が 住処として選んだ場所。>>0:816 そこは“白く輝く”神殿であったのだという。 それだけ執着する神の名を自ら名乗ることはせず 他(オレ)に与えた理由が、オレにはわからない。 先王はもしかしたら、自らが王となるよりは 王たる者を見出し仕えたかったのだろうか。 今となっては、もう知りようのないことだ。 ]