>>511[其の問いには「はい」と答えるつもりであった。 この身の命を何をば惜しもうか。 必要なれば、硝子が如く砕け、花が如く散り、無価値に魔物に喰らわれ消えた者達と同じく、天秤に掛けられように。 其れが必要ならば、奈落など容易かろう。 希望を待ち続け、待ち草臥れる程に幾度と無く待ち続けて────。]