まあ実際、身勝手でも「優しい」腕があったから、 私はカサブランカに来て、そして今、 こうして貴女とお茶を楽しんでいるのだけれどね。[夏物のシーズニアの茶葉の、その香りだけを楽しみながら、「今の私」を選んだ女は笑うのだ。**]