── やや時間は先の話:赤き月の世界にて ──[居城の寝室にて目が醒める。 興味深いものを…見た。 其れは夢だと思っていたが、赤い宝石で出来た薔薇花細工に黄色き宝石の細工。 この世界には在らん魔法の加護はさて、本当に宿っていたかどうか。 今起きている、これこそが未だ夢であるやもしれず。]