[ 親に否定され続けた過去の"私"が泣いている。 それでも親を愛そうと必死に学び続けた時の、手の痛み ──処刑されると決まった時の、あの、歓び。 民に否定され続けながらも民を愛し続けた王。 愛を返されなくとも愛した貴方のこころ、痛み、 ──想うだけで気が狂ってしまいそうなんだ。 いや、とっくにおかしくなっているのか。 そうでなければ、獣の数多へ憎しみなど抱かないな。 ]