[ アマノへの教育許可が降りていたのならば
私はそこへ、君個人の指導の時間を多分に取ろう。
基礎も何もない者がカルテを読んでも
背負うのは命の重みと歯痒さだけだからな。
同時に、私は"医療の研究"も続けていた。
先王の死因のように 或いは神話に語られる神のように
命というものはあっさりと死んでいく。
"王"の命を繋ぐために、医学の進歩は不可欠なんだ。
これは私一人が方法を生み出しても意味がないから、
他の医師たちと共に、ゆっくりと、着実に。
なあアマノ。
私はちゃんと、良い先生に見えているだろう? ]