[ "与えられる愛の想定"を超えたことを 人間は考えもつかないんだな、ということは 私が王の目的を知れば ひとつ、学びとして得る知識になるんだろうが。 護衛兵2人が敬礼し、王との他愛ない会話を許される者 その様は集落へと更なる噂を広げるかもしれない。 ──私は護衛兵を眺め、王を じ と見つめ、 わずかに首を傾げて口を開いた。 ] 大佐殿は……休暇ですか?[ 王の傍を常に離れぬあの男。 私と王が二人きり、語らう時間に対し そういえば彼はどんな反応をしたのだろうな? ]