勢い任せでも、お会いできて良かった。 貴方に頂いた大切な任務中ですから もちろん、最後まで遂行はしますが── ……お傍にいないと、王が心配でしたので。[ 理由は言わない。 先王のように、人は時に呆気なく死ぬものだ。 そうでなくとも、突然死に行く人を 私は星の数より数多に見送り、切り捨てて来た。 だから貴方に対しては、他の医師や誰よりも 過保護になっている自覚は……あるのだけれど。* ]