戦闘力だったら負ける気がしない。 だから「王のお気に入り」じゃないものの 領地にずけずけと踏み込んで、 片思いに耽っていても許されると。 舐められたものですね、本当に。 [ どうせ何を話したって、 大好きで大好きで仕方ない王様に 嬉々として報告するに違いない。 今の基地は潮時か。 ──、或いは、少し早いけれど 開始の合図の用意をしてしまうか。 長としての役割の思考を巡らせながら。 ]