それは、確かに必要だ。特にメス、針、そういったのは使いまわすにしても摩耗する。なら砥ぐ石だけでなく、そういったのに流用できるような「がらくた」も優先的に卸すことにしようさ。[王の予想通り>>672気まぐれなペースではあるもののその品質だけは保証されていたのは言うまでもない。その中身は砥石だけではなく。適切な長さに切り落とせば注射針に使えそうな、奇跡的に真新しく「見える」細管やらも混ぜて、城へ卸しに行く。そんな商人の姿が城下町で時折見られたことであろう。]