[ 罠もなにも、ありません。 どうせ居場所が割られるくらいなら。 わずかな望みにかけて、ただ、もう一人。 夢を叶えてくれる存在が、欲しかっただけ。 殴られようが、ふらついて立ち上がり。 狂った夢の続きの面影をちらつかせて。 アレの『愛し子』への宣戦布告(オテツキ)の、 ひとつや、ふたつ。ただそれだけ。 ] **