[ 王の言う通り、理由は深刻な人手不足でしかない。>>781
本当は足を踏み入れさせるのも躊躇うものだが>>782
しかし、王には王として視察をする権利がある。
私の有能さを信じてくれているが故の、即座の判断。
けれど私は、その問いかけへ>>783
すぐさま言葉を返すことは出来なかった。 ]
…………私が信頼して
語り合える者 ……、です、か?
[ そんなもの、軍にはいない。城にもだ。
稀少な医師や衛生兵はあくまで同僚でしかなく
側近となって以降、私は意識的に
軍部の者とは親しくならないよう距離を置いていた。
その理由は、…王の推察通りだな。>>783 ]