[ ……なんて。 王は私の言葉と護衛兵の様子を見て、 医院をすぐさま後にしただろうか? 見送るために私は外へ出向き、王ににこやかに笑んで 「何かあれば伝令を」と言い伝えて まるで宝物を握り締めるように、 貴方からの良い報せをずっとずっと、守るように 胸をぎゅうっと握り締めていた。* ]