王を裏切るのを畏れるのは、わかります。 その上で諦めてない、諦めたくないと、 それこそ口にするのは簡単ですが…。 王への献身のため、私を殺すならともかく。 私の同志に、貴方と同じ 夢を見るものたちに手をかけるようになって、 ……夢を捨てて。 自分すら殺すような真似ばかりするなら、 ……次に手折るのは、貴方の夢だけでなく 貴方のその気持かもしれません。 「先生」としては、 夢ある生徒に、優しいままでいて欲しい。 そう思うのは、おかしいでしょうか。