[一つ一つ、丁寧にキスを落とすのは、焦って先に進んでしまうのが勿体ない気がするから。それに、何度もかわいいと言いたいから。言った時に淡い月明りの中、恥じらう様子が彼女をさらに可愛く見せてくれるから。]
……?
[このぐらいかと思って触れた手と胸元の間には確かに隙間があった。
優しく円を描いて触れながら、指先で他より少し尖った部分を探してなぞる。
ワンピースの上からだから、それだけではあまり分からないかもしれないけれど。
興奮を隠せない目を細めてにっと笑う。
小さく、でも確かに>>2:-145触れて鼻に抜ける声が聞こえた。
その音は、心に響く。心に性感帯があるなら、確かに小さくだけど触れて感じた。
身を預けられたらしっかりと受け止めよう。その重みと温かさはリトリコが確かに腕の中にいる事を実感させてくれるし、自分より華奢な体つきは、彼女の事を大事にしたい、守りたいと思わせてくれる。]