ううん、ラスが謝ることではないのよ。
お祭りでみんな浮かれていて、それも当たり前で仕方のないことだから。
誰も悪くないの。
[祭りの暗がりではよく見えなかったことだろう。目の前の享楽を見ている人々の視界に対して自分は小さすぎた]
報告、とっても楽しみにしてる!
まずは水風船屋に向かいましょうか。
わたし、せっかくならラスとお揃いの色がいいわ。
ここでラスと出会えた思い出が形として残るし…いいかしら?
[楽しみなことがどんどんと増えていく。それはとても幸せなことで。あなたの言葉の端々から感じられる気遣いに心が温かくなる。水風船もそうだが、花火だって自分の街から遠目に見るより近くで誰かと見るほうがきっとずっと美しく思い出になるだろう。その『思い出』を、かたちとして手に残したいと思ってしまうのは欲張りだろうか]