そうなんだろうな。生きてるから生きてる匂いがするし、触れ合う事もできるし…
こんな風に触れ合う事もできるし…
[その先も。]
俺の言葉が魔法みたい… そうかな。
普段は仕事の事と…もうちょっと他愛もないくだらない事ばかりでそんな事考えもしないんだけど。
…リトリコと一緒にいるから、そういう事を考えたりするのかもしれない。
一緒にいたら、もっと色々な事を教わったり、聞き知ったり、考えたり…できるかもしれないな。
でも、今は…
[それをひとまず置いておいて、目の前の彼女と向き合おう。露になった緩やかでささやかな、でも綺麗な形の二つの丘。口づけながら手で触れる。
最初はさっきのように丸く優しく。それから、丘の頂に指を添えてくにくにと転がし、きゅっと軽く下から上に指で扱き上げる。
左、それから右。優しく、すこし強く。]