あ。リト、リコ……
[頬に彼女の両手が触れて温かく包み込んでくれるから、温かさが伝わってくる。お互いの熱でとろけたような目で見つめ合いながら唇を吸って、ついばんで。
首筋にもキスを落としたりして。
我慢できなくなるまでには時間はかからない。]
ね、リトリコ。ちょっと手伝って、足上げて…そう。
本当に、綺麗な体してる… なんていうか、彫刻みたいな。
すごいな……
[手伝ってもらって、唯一残った下着を足から抜き取って、
何も纏わない姿は、昔街の学校に行っていた頃美術館で見た彫像を思わせた。
自分の方も、残った下着を脱いでしまえば、二人とも隔てるもののない姿。
微かに月が照らすなか、抱き合えば固く熱く滾ったものが彼女の肌と直に擦れあう。]