……いつかきっとお迎えに上がりますから。その時まで私のことを忘れずにいてください。(告げれば、耳元から離れた顔は僅かに下へと移動して。左手があなたの首元に巻かれたマフラーをほんの少しずらす。そこへ触れさせた口元が露わになった首筋に赤い印を一つ付け、今度こそ離れていく)