(いいの、謝らないでハリコ わたしが人と違うだけだから)[どうしようもない程にわたしは他者と違うのだと、今更になって理解する。] (――沢山怖がらせて、ごめんね)[手紙の上に、涙の粒が1つ、2つ。文字ではなく視界が滲んでいるのだと気付けば、わたしは強く唇を噛んだ。]