ともあれ、今見ているこの夢から覚めてからも、また君と会えることを楽しみにして生きていくよ。
その時にはあのフェアリーエリアの星空も、もっとちゃんと落ち着いた心地で、君と共に飛んで渡ってみたいものだ。
それと……現実世界での君や仲間たちの機体についても、今の私に許される範囲で探してみるよ。
機体から心臓部も記憶も抜き取られているならば、その機体をここにいる「君」とは呼べないことは理解した上で、だ。
機械工としてのエゴを抜きにしても、スクラップとして君たちが無下に扱われると思うと忍びなくなってな。
最後に。
私の友達になってくれてありがとう、ラピス。
これからも、よろしくな。
ラピスの友達 ヘロー