[ 散々弄ばれて、涙目になってふてくされる君の顔が見える。
その顔すら可愛いと感じてしまうなんて、
私はそういう性癖を持ち合わせていたのだろうか。
好きな女の子を虐めて楽しんでしまう、ような。 ]
──ラヴ、
すまないな…君があまりにも愛しい仕草をするものだから。
[ むすっとした顔に、反省しているのかしていないのか
わからないような言葉をかけて。
いっぱいいっぱいな君の体に覆いかぶさって、
その蜜壺に自身を擦りつけて耐えていたけれど。
不意に聞こえてきた抗議の声とその内容に、
心がかき乱される心地がして瞬いた。 ]