朝のことは、気にしていません。
それよりも今日一日ずっと、先生のことを考えていました。
先生が再会できて嬉しかった人は誰か。
誰が今日の先生を幸運にさせたのか。
このもやもやした気持ちは何かを考えていました。
あなたはもう僕が何者かお気づきでしょう。
よく学ばれたあなたなら、お分かりのはずだ。僕は神ではありません。
あなたが神に会ったと言った時、間違いなく僕の中に芽生えた嫉妬の感情こそが、僕自身の性質です。
僕は今日一日、あなたの魂がいかに上質であるかということに、高揚しているのかと困惑していました。
正直に言います。
僕はこれまで何人もの人間の魂を奪ってきた。
確かな高揚はありましたが、それは僕の仕事であって、あなたと出会って湧き上がる気持ちと同等のものではありませんでした。
先生。あなたが欲しいが、その魂を地獄に連れていくことを僕自身が許せない。
こんな強欲な僕を許してくださるなら、今宵部屋に伺います。
このセレスティアの街から僕と一緒に逃げましょう。
/* GMから許可を頂いています。もう一往復の内緒話が可能です。逃避を選択してくださる場合、特殊処理になるため中の人の相互意思の確認を取りたいです。*/