>>-217ヤワタ
ふ…。
[月明かりの下、広場に転がる男を見下すように一瞥し。鼻で嗤う。
その魔力が何であるか知らない男が、魔族に対して何をしようと言うのか。それを成し遂げられると思ったのか。
魔モノである自身には男のとった行動は浅はかにしか映らない。]
交渉は決裂だ。
お前だけ、欲しいモノを手に入れれると思うなよ。
[手で握り潰した写真。
この写真で何らかの事を起こそうとした。大事なモノらしいという事を覚る。]
人の言葉など私には届かない。
でも一部理解は出来る。
"好きだから"、"幸せだから"その象徴で在るが故に私はそれを求めるのだ。
[男が言った言葉>>-215を反芻する。
それは人間にとって意味のあるモノで、自分には意味のないモノ。]