彼の笑顔にこわばっていた身体からゆっくり力が抜けていく。拒絶されなかった。受け入れてもらえた。全身を安堵が包み、顔が自然と笑みを浮かべる。これでもう大丈夫。アマレロは私のものだ。世界で最も愛しい存在に、サモエドはうっとりと笑いかけた。