>>-266[ 自分はこの男に、恐れられたかったのだろうか。 ]……うそ?[ いや、縋る気持ちがあったのではないか。 ][ 彼が言う通り、何の為に人間として生活し、人間を殺める事無く護ってきたのだろう。───人々に逢えば挨拶し、談笑し、土産を貰い、皮肉を言われ、助け出し。人間と生きる時間が永すぎた。其れがこの結果なのか。余りにも愚かだ………。俺は、人間でいたいのだ。 ]