>>-227フェイちゃん(>>-347)
……どうして?フェイちゃんは…
[近づいてくるあなたの足音、声、言葉。男のポケットには大樹の端っこ…その根元を写した写真が一枚。倒れ付したまま、まさぐって距離があるうちに窓化しておけたでしょう。]
分からないよ、フェイちゃん。
だって、今…俺ちゃんから見えるフェイちゃんは、ちょっと力が強くて怖い人間にしか見えない…から。
[白と黒の花びらが散るように―――唯一の脱出手段であったはずの、降り注ぐ写真の雨を浴びながら、そうあなたを見据えるでしょう。
この男は魔力が多いだけのただの人間で、その力を関知することは出来ません。それはつまり…]
ゲホッ……思う…よ。
俺ちゃんの画を破ったって…
あそこに落ちてるカメラを壊したって…
それだけじゃ…フェイちゃんが人間じゃないって言えない…でしょう?
[男は見たものしか信じ、描くことが出来ません。あなたの脅しと意図を察してさえ、呑気に素直にそう伝えます。"あなたを人間として接している"と。もちろんあなたの魔族としての尊大な心への影響など考えもせずに。]