[泣いてもいいと言われ、>>-432 陽だまりのような笑顔を向けられて、 光になると言われて、 ぽたり、ぽたり。 アレッキーノの目から一つ、また一つ。 涙が雪解け水のように流れ落ちては甲板に落ちていった。 思えばこうして涙を流したのはいつぶりだろう。 ああ、とてもとても温かい――……] あり、がとうございます……、レディ・ハリコ……。 我輩の光。この温もりを我輩、いつまでも覚えております。[やがて涙を拭い落ち着いたなら。 胸に手をあて、受け取った光を慈しむように穏やかな表情で目を閉じた。*]