>>-473
………平気、だ
[ 寝転がったまま、此方を見る彼の最初の質問に改めて答える。其方を見ないまま言った言葉は、酷く不遜な様子を出そうとしていた。有り体に言えば、強がりだ。
乾き清められている身体に気付けば尚のこと、眉間に皺を寄せた。 ]
…………
[ 次に放られた問いに、面映ゆい気持ちを感じる。
一度、荒っぽさと繊細さを混融したような、獣の仔のような顔を見せる。答えが直ぐに見つからなかった。 ]
…後悔なんて、するわけない
[ 彼に視線をやり、挑む様な光を眼に灯す。それから、無駄な肉のない片頬へ口角を引き上げ笑みを見せた。 ]