【秘】 霊媒師-鴗鳥- フェイツウェ > 写真画家 ヤワタ

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[この広場に現れてからと言うもの、自身の表情が変わる事は殆どなかっただろう。
納得したように声を上げ、突然男が笑い出したとしても。]

ふ、まるで憑きモノが堕ちた様だな。
それが本来のお前だと言うのか？

[薄い笑みを浮かべ、態とらしく傅く様子を眺め、能面の様な顔をしてそう呟いた。
そして男の願いを聞いただろう。]

私の交渉を蹴っておいて、今になってそういう事を言うのか。
調子に乗るなよ。人間風情が。

[その姿を見下ろしながら、紅く猛った眼差しを向ける。
何が男に変化をもたらしたのかは分からないが、一度覆した願いを叶えて貰えると思っているだろう浅はかさに嘲笑いが溢れた。]