>>-497>>-498リスティリナ
[こんなにも非現実的な状況に落ち着いて響く少女の声。きっと悪夢に違いないのに、一向に目覚めることができなくて。貫かれる感覚は現実よりもリアリティを持って脳まで届く。
奥に突き刺さった謎の物体は確かな圧迫感を与えてきて、謎の熱い物体が体の中を弄った。]
ひぁ……あぁ……いや、もう、やめて……
ほんとうになにもしていないの、
[もはやベッドと呼べない物体の中、懇願の声は物理的にも届かすのが難しく。
誰か助けに来てくれという思いと誰も私を見つけないでくれという相反する思いの狭間、ただくぐもった声を漏らすだけで精一杯。]
ひ、いやぁああ……!
[激しく中を擦られながら敏感な部分に触れられる。女の悲鳴が高く甘く響いた。]
あ、やだ、うそ、あぁ……!
とめて、おねがい、っ、いますぐやめて!!
[何かが近づいてきているのがわかる、それが何かはわからないけれど。
未知の感覚に恐怖して、焦燥をそのまま叫んだ。]