[時計塔の広場の前で、 視界を白く、濁らせ染め上げて。 ゆらりと。粉が空気に舞い散るその中心で、 ……少女は袋を降ろし、 火打石を、一回、二回。 粉塵を伴う、黒煙の狼煙と咆哮。 >>#0>>#1 ……それが『開始』の合図だった。]