≪プツン≫[不意に、頭の後ろで何らかのコードが抜ける音がした。何事かとそれを問えば、] 問題無いよ、気にしないで[適当に誤魔化されたか、本当にどうでもいいのかどちらかなのだろう。起き上がり、指し示された扉へ向かう。この部屋には扉が二つ。片方の扉の事は聞かないまま、もう片方の扉へ向かっただろう。]