私の血を────ですか。[情熱的なお誘いですね、と肩を竦めて嘯き、 カウンターの向こうにマルガリータを頼んだ。 それ自体は、さして驚くことでもない。>>-91 他の魔物に要求されたこともある。 ただ。耳元で囁く距離に、ちり、と首筋が 粟立つ感覚を、微かに覚えた。>>*7]