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星の着弾からそう間を置かないうち、警備兵たちは
実行犯の存在に気付き、撃退を試みた。
臨時医院内で休んでいた少将と兵たちも
物音ですぐに目を覚ました。
臨時医院では外壁や屋根の一部が崩れ、
内外に瓦礫が落ちたが、
まだ当面は建物として使えそうだ。
物資の一部は瓦礫や埃の犠牲になっただろうし、
壁に近かった物は一部損傷があったかもしれない。
だが負傷者も物資の被害も、概ね軽傷といえるだろう。
一方、警備兵の行動は早かったが、なにぶん夜闇に紛れての出来事。
実行犯が複数いたなら、何人かは取り逃したかも知れず、未使用の燃料爆弾が手元に残されている可能性がある。