>>*13 カンテラさん
…猫さん? カンテラさんの子?
わたしは視野が狭いしお祭りの灯りで照らされていて白色だったかは覚えていないけれど…確かに猫さんには会ったわ。
野花を摘んだときについでに猫じゃらしも摘んでいたから、少し遊んだの。
確かに白っぽかったような…。
…猫さんがこの通信機と関係があるのかしら?
まさか、猫さんが通信機を…?
[記憶の糸、手繰り寄せて。ここに来てからは祭りの名に恥じぬ濃密な時間を過ごしたが、確かにその中には『猫と戯れた』記憶が存在している。しかしあなたの口ぶりはまるでこの通信機の持ち主が猫であるかのように聞こえるものだから、まさかそんな。と少々不思議そうな顔をして]