しかし移動手段について、彼は首を左右に振った。
あればイクリールに渡していただろう。>>2:*49
「こちらで用意できる移動手段は残念ながら無い。
ラサルハグ殿がフロートバイクをお持ちでは?
あれは今、どちらに?」
ルヴァがラサルハグから奪ったフロートバイクは、>>2:80
集会所に運ばれた後、まだ使われていないかもしれない。>>2:264
「あれは一人乗りの乗り物だが、そなたは小柄。
ラサルハグ殿と二人乗りも不可能ではないように思う」
日常的にやるのは推奨されないが、
この緊急事態に一時的になら故障もおそらく無いだろう。
伝令が2時間前後かかるところ、フロートバイクならば
日々の往復も負担でないほど早く着く。
ルヴァが選ぶ移動手段が何であれ、少将は二人を見送った。**