……カレ、ヴィ? カレヴィでしょ…? 私の事、わかる? リュヌよ。 ねぇ、私の声、聴こえる?[周りの止める声を聞かず。 怪物の爪が自身を傷つけても。 それでも怯むことなく手を伸ばし、抱きしめた。 ――その時初めて、自我が戻ったんだ。]