[ その頃だったか? 王城から城下町を通り、砥石を持った配達人が 敵の襲撃さえ逃れられているならば 砥石を私の元へと届けてくれたのは。>>*11 いや、それよりも私にはすべきことがあった。 "まずは王へこの状況を真っ先に伝えること"だ ──こんな大規模な爆発を起こす反乱なれば まさか、これだけで済むわけがないだろうよ。 軍医と言えど、私は王の側近 大佐殿には及ばなくても"命じる"ことには慣れている ]