[不思議とその声ははっきりと聞こえた。 興奮しすぎて理性が飛ぶかと思いきや 一周回って却って案外冷静で。 乱暴に無体を強いる事無くゆっくりと 慎重すぎるくらい慎重に切っ先を埋めて行く自分が 自分でもすこし意外だった。 今度こそ汗と判る雫が顎の先に滴り溜まって、 彼の上に生温い雫を降らす。 敏感になり過ぎた膨れ上がった切っ先を包み込む 息苦しいくらいの心地好さに、唇から零す息が震えた。] いちばんふといとこ、通すんで。 力抜けます?……そう、じょうず。