ええいままよ、ドン!
[神妙な顔をした宇藤。
威勢のいい叫び声と共に出来上がった歌詞がフリップで映し出される。]
『何気なく歩いていた道 少しだけよそよそしく感じた
よく行った店も変わっていて 記憶から取り残されたよな
変わったのは自分もなのに
あれから何年経ったか考えてみる 昔はどんな気持ちで歩いてた?
試験の前、部活の帰り道 何気ない日々、僕らの日常
僕らの世界はまだ狭くて それが当たり前だった
大人になったらもっと広い世界に出るんだと 胸を膨らませていた
僕は過去の僕のなりたい自分になれただろうか
胸を張って歩けている?』